肩の痛み、なかなか治らない…その原因と治療、どうする?
長引く肩の痛み、腕が上がらない、トレーニングがまともにできない…。
そんな悩みを抱えて整形外科を受診した結果、「肩関節への注射(関節内注射)」という治療を受けることになりました。
今回はそのときの検査内容・注射の中身・打ってみた効果や感想を、実体験ベースでわかりやすくまとめていきます。
「関節内注射って何を入れてるの?」「痛みはすぐ引くの?」といった疑問にも答えつつ、今後の治療方針やリハビリ内容までシリーズでお届け予定です。
同じように肩の不調やインピンジメント、五十肩に悩んでいる方のヒントになればうれしいです💡
受診のきっかけと症状の詳細
今回整形外科を受診したきっかけは、両肩に続いていた違和感と痛みでした。
思い返すと、症状が出始めたのは4〜5か月ほど前。
ジムでの胸トレ中、特定の種目だけ肩に鈍痛を感じるようになったのが最初でした。
例えばベンチプレスでは、バーを胸に下ろす時に肩関節の後ろ側に鈍い痛みを感じるようになり、フォームを修正しても改善されませんでした。
また、フライ系やケーブルクロスオーバーなど、肩関節を広く動かす種目では前面に痛みが出て、稼動域を制限しないとトレーニングにならない状況に。
日常生活では安静時の痛みはないものの、服の脱ぎ着や髪のセット、重い物を棚の上に上げる動作で痛みを感じるように。
さらに、肩の関節を押したときにピンポイントで痛む圧痛もあり、しばらく上半身のトレーニングを中止することにしました。
2ヶ月ほど休ませて、圧痛もかなり改善されてきたので、2.5キロダンベルでダンベルプレスやショルダープレス、ハンマーカールなどを少しずつ再開したのですが・・・
翌日には肩全体の痛みが悪化する日が多く・・・
たった2.5キロのダンベルで・・・
かなりショックでしたね~・・・
「さすがに自己流のケアでは限界だな」と思い、専門の整形外科で診てもらうことにしました。
整形外科で受けた検査と診断
整形外科では、まず両肩のレントゲン撮影を行いました。
結果として、右肩に軽度の関節変形が見られましたが、レントゲンでは筋肉や腱の状態までは詳しく分かりません。
医師からは「痛みの原因を詳しく調べるにはMRIが必要」とのことで、MRI検査へ直行!
その結果、右肩に腱板損傷の所見があることが判明。
具体的には、骨と腱の付着部に隙間が生じている状態で、「筋トレのストレッチポジションで強い負荷をかけたことが原因のひとつ」と説明を受けました。
加えて、肩を動かすと骨と腱が擦れて炎症が起こる「インピンジメント症候群」の兆候も見られるとのこと。
この2つが重なって、稼動域が広い動作や負荷の高い種目で痛みが出ていたようです。
「今すぐ手術が必要」というほどの重症ではありませんでしたが、トレーニングとの付き合い方を見直す必要があると感じさせられる診断結果でした。
処方された注射の内容と治療方針の決定
診察の結果をふまえて、医師からはいくつかの治療選択肢が提示されました。
まずは、痛み止めの内服薬とシップによる保存療法。
ただこれは、すでに数か月間自分でも試してきた方法で、ほとんど効果がなかったのが実情です。
そこで次のステップとして提案されたのが、関節内注射による治療でした。
ドクターからの説明も受けたうえで、今回は注射によって炎症を抑える道を選択することにしました。
注射された薬は以下の2種類:
- キシロカイン注ポリアンプ1%(5mL):即効性のある局所麻酔薬で、注射直後の痛みを軽減。
- リンデロン注4mg(0.4%):強力なステロイド薬で、肩関節内の炎症を鎮める効果が期待される。
これらを右肩・左肩にそれぞれ1本ずつ、肩関節の内部(関節腔)に直接注射。
内服薬や貼り薬よりも即効性があり、局所的に強く効くため、痛みや炎症の軽減が狙えます。
医師がエコーを見ながら針を自分の関節の中に進めていきます・・・!
その画像を自分でも見ているのでドキドキ!!
「先生~間違えて変なところに刺さんといてや~」と思って見つめていました!
注射自体は針を刺す瞬間に少しチクッとします。
でもこれは当たり前で、薬剤を関節内に入れる時がなんとも言えない感覚でした!
筋肉注射で薬剤を入れる時って圧迫感みたいな感覚があると思います。それが関節内でしかも痛みのある箇所なので、鈍い鋭い痛みがありました~
言葉が矛盾してますけどそんな感じでした!
このあと、数日~数週間かけて、痛みや動きの改善が見られるかを確認していく流れになります。
注射後の経過と体感した変化
関節内注射を打ってまず驚いたのは、その即効性でした。
注射を終えてすぐ、上半身裸からシャツを着る動作をした瞬間、レントゲン撮影の時には痛かった動きがスッとできたんです!!
これは本当に衝撃でしたね~
医師からは「痛みがなければ、その日から軽く動かしてOK」との指示。
ただ、注射当日の朝にはすでにジムでのトレーニングを済ませていたこともあり、ちょっと慎重になって、自宅で“浅めの腕立て伏せ”を2回だけ試してみました。
結果、特に強い痛みや違和感はナシ。
翌日になっても痛みがぶり返すようなことはなく、「これは効いているかも…!」という手応えを感じました。
もちろん、注射は“治療のゴール”ではありませんが、日常動作や軽い負荷に耐えられるレベルまで回復する第一歩として、大きな意味があると感じました。
今後の治療・リハビリ方針と注意点
注射の翌日には痛みの再発もなく、経過はかなり良好。ただ、これで“完治した”と油断しないことが大事かなと思っています。
医師からは、今回の注射はあくまで炎症と痛みを抑える対症療法だと説明されました。
腱板損傷そのものが回復するかどうかは、あとは人間の治癒力に期待するしかないとのこと。
1回の注射で症状が落ち着くケースもあれば、数回に分けて注射を続ける必要がある場合もあるそうです。
今後の経過をみるために、2週間後に次回の診察を予約しています。
トレーニング面では、リハビリのつもりで再開したのに翌日に痛みが再発してしまった軽めの負荷から徐々に再開します!
注射前はダメだった2.5kgのダンベルにリベンジ!しようと思っています💪
無理をせずでも焦らず!“攻めすぎずに攻める”をモットーに、次のステップへ進んでいきます!
まとめ:注射は“ゴール”ではなく“スタート”
今回は、両肩の関節内注射を受けるまでの経緯・注射の中身・その効果の実体験についてまとめました。
痛みの原因は、腱板損傷とインピンジメントによる炎症。これまで内服薬や湿布で改善が見られなかったため、ステップアップとして関節内注射を決意。
結果として、注射直後から劇的に痛みが軽減され、日常動作も大きく楽になりました。
ただし、今回の注射は“根本治療”ではなく症状の緩和。今後は再発を防ぐための筋トレのやり方の見直しや、リハビリでのアプローチが大事になってきます。
💡次回予告:肩リハビリ編スタート!
次回の記事では、注射後の肩の状態を見ながら取り組んだリハビリトレーニングについて詳しく紹介します!
- 自宅でできる負担の少ないメニュー
- ジム復帰に向けたトレーニング再構築
- 痛みが出たときの対処法や注意点
実際に僕自身がやっているリハビリ内容を、筋トレ民目線でリアルにレポートしていく予定です。
肩の痛みに悩んでいる方、リハビリと筋トレを両立させたい方は、ぜひ次回もチェックしてみてくださいね!💪
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